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横浜人形の家で2021年1月30日(土)から3月21日(日)にかけて、「後藤由香子 想が重なるひな人形」展が開催されました。
私は三回拝見しに伺いましたが、本当に息を飲むような美しい世界がありました。
私は今でこそ人形を撮影するようになりましたが、そのルーツは実はおひな様なんですよ。
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「かさねの美しさ」と「想が重なるひな人形」とは同義語なんだろうなと思いました。
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かさねの美しさとは、こういったことも言うのでしょうね。
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背景に花をくわえている鳥が描かれています。
これは花喰い鳥(はなぐいどり)と呼ばれていて、花をくわえて幸せを運んでくる縁起の良い鳥だそうです。
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「幻桜」という作品です。
千年以上咲き続ける淡墨桜と、千年以上続くひなまつりをインスタレーションです。
満月が二人を照らし、会場ではドビュッシーの月の光が流れていました。
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女雛と桜をアップにしてみました。
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私が凄いと思ったのは、この「GOTHIC」という作品です。この作品は、日本が生み出したサブカルチャー「ゴシック&ロリータ」をテーマにしたものです。江戸時代の享保年間にも、黒を基調とした独特なモダンなおひな様が一世を風靡したことがあったそうです。
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とても素敵ですよね?
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後藤由香子さんは2017年9月に、49歳という短い生涯を閉じられました。
ご存命ならば、今でも素敵な作品を数多く手がけられたことと思います、
合掌・・・