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シグマ C 45mm F2.8 DG DN(ソニーFE)を購入しました。
45mmという焦点距離は所有している標準ズームに含まれていますから、単純に考えるとダブりますよね?
でも、このレンズでなければ撮れないものがあるんです。
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新品だとそれなりの価格(6万円弱)ですから、中古を狙いました。
フード傷ありの良品で、39,600円で手に入れました。
レンズ本体が綺麗であれば、フードの傷などは不問であります(''◇'')ゞ
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絞りの開放値はF2.8と平凡ですが、前玉と比べると後ろ玉が大きめです。
ということは?
一概には言えませんが、口径食は小さめのようです。
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このレンズの特徴の一つには、鏡胴に絞りリングがついていることです。
絞り優先AEの場合、絞りを調整することで被写界深度が一目瞭然となります。
撮影現場で、一々プレビューボタンなどを押している場合じゃないんですよね。
これはとても便利な機能です。
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ボディに装着した状態です。
なかなか格好いいものです。
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ここでレンズのスペックをおさらいしておきましょう。
●レンズ構成枚数 :7群8枚
●画角(35mm判) :51.3°
●絞り羽根枚数 :7枚 (円形絞り)
●最小絞り :F22
●最短撮影距離 :24cm
●最大撮影倍率 :1:4
●フィルターサイズ :φ55mm
●最大径 × 長さ :φ64.0mm×46.2mm
●質量 :215g
・レンズフード(LH577-01)付
最短撮影距離が24cmであることが大きな魅力ですね。
いざという時に寄れることがとても重要となってきます。
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では、写りについて検証してみましょう。
一昨日がぶっつけ本番でしたが、銀座にあるファンケルさんのスカイガーデンで撮影しました。
中距離での描写も素直で、なかなかいい感じです。
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紫陽花にぐぐっと寄ってみました。
標準レンズと呼ばれている50mmクラスではここまで寄ることができません。
ボケ味も柔らかくて素直な感じですね。
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銀座にあるぎゃらりい秋華洞さんで撮影した展示です。
ハイライトが飛ぶこともなく、シャドーが潰れることもありませんでした。
カリカリに写るレンズではなく、とても素性がいいことが分かりますね。
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銀座人形館エンジェルドールズさんで撮影した栢小舟さんの作品「アンドレ」です。
絞りを開放にしてぐっと寄ってみました。
あえて残したという球面収差の影響で、全体的にふわっとした描写になっています。
私がこのレンズを選んで最大の理由がこれです。
これからも花や人形の撮影に大いに活躍してくれることでしょう。